2022.10.25
お知らせ
食育応援マガジン 10月号
著者:尾野 友香
食育応援マガジン10月号は『きのこ』をテーマにお届けします。
古くから秋の味覚として親しまれているきのこは、
ビタミンや食物繊維を豊富に含むなど栄養満点の食べ物です。
きのこは菌そのものだけを食べられる唯一の食品なので、菌食材の王様と呼ばれています。
最近では、「菌活」という言葉も聞かれるようになりましたが、簡単に言うと「体に良い働きをする菌を増やして、腸内環境を整え、健康と美容を目指す活動」
のことを菌活というそうです。
毎日1回以上、きのこを食事に取り入れることで、以下のようなさまざまな効果が期待できます。
たとえば、きのこにたっぷり含まれる食物繊維は、便秘の解消や腸内環境を整えてくれるので、
健康や美容の要とも言える美腸づくりに効果的。
食事をしながら溜め込まない身体が手に入るため、ストレスのない“食べるダイエット”が叶います。
また、きのこに豊富なビタミンB群は、皮膚のターンオーバーを整えて、美肌に貢献!
身体の代謝機能も高めてくれる働きもあるので、ダイエットと同時に美肌効果も期待できます。
とある研究結果では、エノキタケやブナシメジを「ほとんど食べない人」に比べ
「週3回以上食べる人」は胃がんや大腸がんのリスクが減少するということが分かっていて、
マウスを使った実験では、エノキタケは発がん防止作用、ブナシメジはがん転移抑制効果が確認されているそうです。
涼しい日も増え、いよいよ食欲の秋が到来!
食べ過ぎや体重増加が気になる…という時には、低カロリーなうえ、食物繊維が豊富で満腹感を感じやすいきのこがおすすめです。
きのこを常備菜としてストックして、いつもの料理に「プラスきのこ🍄🍄🍄」で、積極的にきのこを取り入れていきましょう。
福井県内でも香福茸、九頭竜まいたけなど様々なきのこが栽培されていますのでぜひ味わってみてください。