2023.01.23
お知らせ
食育応援マガジン 1月号(2023)
著者:尾野 友香
食育応援メールマガジン1月号のテーマは「地産地消」です🌽🍅🐡
その地域で生産された農林水産物を、その地域で消費する取組みのことをいいます。
地産地消への取り組みにはさまざまな形がありますが、最も代表的なものが、「農産物直売所の運営」です。
文字通り、生産者が作った農産物を直接消費者に売る場所のことですが、地産地消の農作物は輸送に時間やお金がかかりません。
そのため、地元の消費者は鮮度が保たれた取れたてのものを安価に手に入れることができます。
また、消費者自らが生産状況を確認でき、消費者と生産者との間に「顔の見える関係」が築かれ安心して購入できます。
二つ目は学校給食への供給です。
近年は地場農産物の利用が積極的に進められています。
地場農産物の給食への供給は、食材の安全性の確保に加えて、どういった農産物が地元で作られているのか、
また、旬の野菜がどういったものかを示すなど、子供たちの食育にもつなげる意図があります🏫
私の娘が通う小学校では、福井県のブランド米「いちほまれ」や福井県産の野菜が毎日給食で提供され
給食の献立表にも細かく記されています。
さらに、生産者側が単に食材を提供するだけではなく、種まきや収穫なども子供たちと一緒に行うことで、
より地元食材への愛着を高めてもらおうという取り組みなども行われています🌱
地産地消は「地元の野菜を食べる」という意味だけではありません。
地域で作られたものを地元で消費することで、環境問題や食糧問題の解決にもつながります。
つまり、身近な地域の食に関心を持つことが、地球全体のエコにもなるということです🌎
また、身近な食材を大切にすることを通じて、食べることの大切さや命の尊さを身に付けるきっかけになったり、
自分が暮らす地域を知ることや、日本の食に関心を持つことにもつながります。
地域で地域を守っていく、その広がりを大切にしていきたいものですね。