2016.05.23
社員コラム
ストームホイッスル
著者:宝泉 博章
今回は武生事務所 宝泉博章が担当させていただきます。
平成28年熊本地震で亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を捧げますとともに、被災された多くの皆様に心よりお見舞いを申し上げます。被災地の一刻も早い復興を祈念いたしております。
熊本地震は広範囲にわたる地震となり、多くの被害をもたらしました。5月6日7時30分時点で、住宅の全壊が2,487棟、半壊が3,483棟、一部破損が22,855棟のほか、被害分類が未確定の住宅被害が31,275棟。また公共建物の被害が232棟確認されています。地震保険お支払に対する保険会社の準備もGW明けより本格的に進んでいるようです。
皆さんは発災時の備えは十分にされていますか?
①最低限の食料・飲料水の備蓄
②身を守る用品の準備
③家族・会社との連絡について
その中で今回は笛についてお話をします。各種サイトや著名な防災専門家が勧める救助用の笛のことです。小さな息でも遠くへ音が届く笛、ガラスや壁にさえぎられていても外へ聞こえる笛。アメリカの沿岸警備隊も使用するストームホイッスルと呼ばれる笛です。ストームホイッスルは、群衆、騒音、爆発音などの中でも人が一番聞きとりやすいと言われる周波数3150ヘルツに合わせて調律されています。また、どんな気候、天候でも同じように機能が発揮できるようになっているのが特徴です。(ストームホイッスルは水に浸けても音が出ます)
重量:20g(ホイッスルのみ)音量:118~120デシベル 聞こえる範囲:陸上800m、水中15m
販売価格は1個2000円以上するものばかりでしたが、効果は大きいようです。
このホイッスルは注目されている地震で倒壊した建物に閉じ込められた時だけでなく、山や海で遭難した時、痴漢や暴漢に襲われた時、何らかの要因で個室に閉じ込められた時などあらゆるシーンで活躍してくれるそうです。実際にホイッスルを持っていたおかげで助かった事例は多々あり、世界最先端の宇宙開発技術を持つNASAでも、スペースシャトル以前の時代では、帰還した時にカプセルが海に着水して漂流してしまった時を想定して、救難信号を発することができるホイッスルを宇宙飛行士に携帯させていたとのことです。
皆さまも、ご自宅にヘルメットとご一緒に準備しておかれてはいかかでしょうか。
弊社では、防災や危険についてお客様からのいろいろなご相談を受けております。
ご不安やご不明なことがございましたら、なんなりとご相談ください。
武生事務所
宝泉 博章