2019.05.15
社員コラム
高齢者の事故
著者:北川 栄一
最近、高齢者の悲惨な自動車事故がメディアに頻繁に報道されています。
原因はガードレール等による接触事故の後に、アクセルとブレーキの踏み間違えによる暴走運転が原因と報道されています。
運転者による操作ミスだから運転者に責任があると片付けてしまえば簡単です。
私は高齢化社会になってもその対策をほとんどせずにしなかった付けが今露見していると思います。
70歳以上の方が免許証更新するときは、車に乗っての講習がありますが
脱輪、障害物との衝突があり明らかに運転技能が未熟な人も免許証が更新されています。
また、運転する時は視力が十分でないと運転できません。当然動体視力が十分でないといけないのですが、その検査は実施していません。加齢により70以上の人の動体視力は0.1から0.2といわれています。
更に、運転動作の反射的反応動作は加齢により誤った反応動作をする回数が70歳以上は30歳代に比べて2.2倍と言われていますが、そういった検査もしていません。
このまま野放しの状態では国民の安全・安心を交通事故から守ることは出来ません。高齢者の免許証更新時には実のある検査が必要です。
また、自動車も今後ますます増える高齢者向けに、アクセルとブレーキの踏み間違い防止装置、衝突防止装置、偏光サンバイザー装置の普及を早急にすべきと思います。。
福井事務所
北川 栄一