2020.09.29
社員コラム
修学旅行
著者:吉田 淳子
コロナの第2波も猛烈な暑さも、少し落ち着いてきたように感じていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
我が家では、中学生の息子がようやく県内で1泊の修学旅行に行くことができました。
5月に予定されていた東京への修学旅行は延期になりました。
第1波が落ち着いて行く先を変更する計画をしていたら第2波が来てしまい、もう中止になるのではないかと思っていました。
県内の多くの小中学校で、行く先を県内に変更して行ったとのことです。
複雑な思いの中での修学旅行でしたが、前日になってハイテンションで準備をする息子を見ていたらこちらまで嬉しくなり、大変な時期にいろいろな配慮をして計画・実行していただいた先生方に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
息子の中学は3年間クラス替えがあります。今年度のクラスメイトには2か月会えなかった上に、分散登校やソーシャルディスタンスを保った生活を送っていました。
通常なら2、3人部屋ホテル宿泊の修学旅行でしたが、県内の温泉旅館に変更になったことで、クラスメイトと大部屋に泊まったり、大浴場で汗を流したりできて、逆に素敵な思い出ができたようです。
息子はお土産こそ買ってきませんでしたが、旅館の方が「〇〇中学校のみなさんへ」と手作りしてくださったお品書きを持って帰ってきて、前菜にキャビアが出てきたと言って見せてくれました。
感染対策でお忙しい中、300枚近く作って並べて下さったのかと思うと、あったかい気持ちになりました。
このような状況下だからこそ、今までの日常がたくさんの人に支えられていることをより感じています。
ソーシャルディスタンスを保ちつつも、心の距離は離れることのないように、感謝と思いやりの心をもってこの苦しい日々を乗り切っていきたいと思います。