2022.04.25
お知らせ
食育応援マガジン 4月号
著者:尾野 友香
食育応援メールマガジン4月号のテーマは「共食」です。
共食とは、 一人で食べるのではなく、家族や友人、職場の人や地域の人など、“誰かと一緒に食事をすること”を指します。
みなさんは共食をしていますか?
共食をすることで下記のような良いことがあります。
①おいしく楽しく食べられる…
誰かと一緒に食べると、一人で食べるより一段とおいしく感じられ、会話も弾みコミュニケーションが取れます。
②絆が深まる…
食事中にコミュニケーションをとることで家族や友人との絆がより深まります。また体調の変化や相手の様子に気づきやすくなります。
③食事のマナーが身につく…
「いただきます」や「ごちそうさま」の挨拶や食事中の姿勢、はしの持ち方を学ぶなどマナーが身につきます。
④食文化が継承される…
様々な世代と食事をすることで、家庭の味を教えたり、四季を感じられる行事食を伝えたりすることができます。
⑤好き嫌いを減らすことができる…
みんながおいしそうに食べていると、苦手なものも食べられるようになります。結果栄養バランスが良くなります。
⑥協調性を育める…
他の人の食の好みやスピードを合わせて食べることで、思いやりの心や協調性が育めます。
このように「共食」は私たちの生活に密に関係しており、「身体」と「心」を育ててくれます。
共食が多く孤食が少ない人に関する研究では、
小・中学生に関しては、朝の疲労感や体の不調がなく、心の健康状態が良いということ、
成人や高齢者に関してはストレスがなかったり、自分が健康だと感じているという研究結果が複数報告されています。
コロナ禍で友人や同僚と食事をする機会が少なくなっている今だからこそ、
家族と一緒に食事をする時間を大切にしていきたいですね。