2022.07.19
お知らせ
食育応援マガジン 7月号
著者:尾野 友香
食育応援メールマガジン7月号のテーマは「夏野菜」です。
野菜にはミネラルやビタミンに加え、抗酸化作用のあるファイトケミカルという成分が含まれています。
ファイトケミカルとは、野菜や果物などの植物に含まれる色素・苦味・渋み・香り・えぐみ・辛みなどの成分を指し、第7の栄養素として注目されています。強い紫外線や虫などの害虫から身を守るために、植物が作り出した成分で、人や動物には作り出すことができません。
つまり、ファイトケミカルの効果を活用するには、野菜類や果物を摂取するしかないんですね。
ファイトケミカルの最大の特長は抜群の抗酸化作用にあり、あらゆる病気の原因とされる活性酸素を取り除き、私たちの体を健康に保ってくれます。
私たちの体がもつ抗酸化力は年齢とともに衰えていくため、抗酸化作用がある食材を食事で上手に取り入れていくことが重要です。
夏野菜でいうと・・・
トマト 強力な抗酸化成分であるリコピンが豊富。紫外線から体を守る
セロリ 独特の香りには精神を安定させ、安眠を誘う働き
ゴーヤ 豊富なビタミンCで夏を乗り切る栄養が豊富
オクラ ネバネバ成分が弱った胃腸の粘膜を保護
枝豆 疲労回復にビタミンB1が豊富。アルコール分解も促進
冬瓜 淡白で食欲の無い時でも食欲が進む
なす 皮に多く含まれるナスニン(ファイトケミカル)
かぼちゃ ビタミンEが豊富。血行を促進、冷えから体を守る
モロヘイヤ ビタミン、ミネラルともの多く、美肌、疲労回復など多くの効能
ピーマン・パブリカ βカロテン、ビタミンC、Eが揃い免疫力アップ
上記以外にも、スイカやブルーベリーなど夏の果物が挙げられます。
これからまだまだ暑い日が続きますが、夏野菜を上手に取り入れて、夏バテを寄せ付けない体づくりをしましょう!
また、今月号では夏バテ&熱中症予防にピッタリの簡単夏野菜レシピもご紹介しています。
夏野菜の栄養パワーで、暑い夏を乗り越えましょう!