2022.11.20
お知らせ
食育応援マガジン 11月号
著者:尾野 友香
今月号は「日本酒」をテーマにお届けします🍶
皆さん、日本酒はお好きですか?
近年では、世界的な日本食ブームを背景に、海外からも日本酒が注目されています。
福井県でもオリジナル酒米品種『さかほまれ』を使用した清酒が県内各酒蔵から販売されています。
今回3年目の醸造となりましたが、年を追うごとに磨きがかかり、好評を得ている清酒です。
日本酒には人間の体の形成に必要とされるアミノ酸、ビタミン、有機酸、ミネラルなどの栄養素が含まれており、
特にアミノ酸に関しては、数あるアルコールの中でも日本酒が最も多く含んでいるそうです。
日本酒に含まれる栄養素がもたらす効果には大きく以下の3つがあります。
①食欲増進効果
日本酒の主成分「エチルアルコール」には、胃粘膜の知覚終端を刺激したり、ヒスタミンを遊離するといった働きがあり、
それによって胃酸の分泌が促進され、その結果食欲を増進させてくれます🍚🍖🐡
この働きをうまく利用して、昔から食前酒を飲むという習慣が根付いているのだそうです。
②肌の美白効果
日本酒を作る過程で麹が使われるのはご存じの方も多いと思います。
麹に含まれるコウジ酸には、肌の大敵であるシミの原因となるメラニンの生成を抑える働きが期待できます✨
③血行促進効果
日本酒のアルコールに含まれている「アデノシン」には、血管を拡張し血液の流れをスムーズにする働きがあります。
また、アルコールが分解されるときに生じる「アセトアルデヒド」にも、血管を拡張させる働きが認められています。
つまり、日本酒を飲むことで全身が温まり、血行促進効果で肩こりや冷え性の改善が期待できるということになります。
このように、日本酒にはうれしい健康効果がたくさんありますので、
1日1合を目安にほどよく飲んで健康になりましょう🍶