2023.01.10
社員コラム
トモカジのすすめ
著者:吉田 淳子
「家事は女性がやるものだっていう考え方おかしくない?」・・・と不満を持っている方いらっしゃいませんか。
その中でちゃんと話し合いをして納得して分業している人はどれくらいいるでしょうか。
先日、ワーク・ライフ・バランスについての講義を受講し、福井県女性の人生選択と自己実現について考える機会がありました。
福井県は共働き率が高い(61.2% 全国第1位)ですが、3世代同居率の高さ(17.46% 全国第2位)に支えられているところが多く、家事の多くはまだまだ女性が担っています。
そこで福井県では男性の家事・育児の参加や女性の家事負担軽減を促進するため、夫婦や家族がともに家事を楽しむ「共家事(トモカジ)」を促進しています。
始めるにあたっては、まずはやっている家事を全て洗い出して共有することから始まります。
*分担する作業を整理するためのチェックシートが福井県のHPからダウンロードできます。
⇒【共家事】家事を「見える化」して、家事分担を見直そう! | 福井県ホームページ (fukui.lg.jp)
ちなみに我が家は、妊娠中に参加した「パパママ講座」で、「できる家事を手伝いましょう!」と促されたことがきっかけで、洗濯とお風呂掃除は夫がしてくれています。
またそれ以外の家事もお願いするとやってくれます。とても助かり、感謝しています。
とはいえ、家族がやっていないのを見るとイライラしてしまうこともあります。
女性に多いそうですが、言葉に出さずにイライラオーラをふりまくのを「察してほしい症候群」と言うそうです。
ほかの人にお願いしたことにはある程度おおらかな気持ちで、「譲れないポイント」は厳選してお願いすることが、うまくまわるコツなのかなと思います。
家事が得意で人に任せるのが苦手な方もいるでしょう。そういうご家庭は、分担できる家事が何かをしっかり聞き出すことが大切ですね。
夫婦とも料理が得意でないご家庭は、家事代行という外注を使う選択もありますね。
暗黙ルールで誰かがやるのを眺めるのではなく、納得して家事分担をするために、みなさまもチェックシートを使って話し合いの場を設けてみてはいかがでしょうか。