2023.10.30
お知らせ
食育応援マガジン 10月号(2023)
著者:尾野 友香
食育応援マガジン10月号のテーマは「大豆」です。
大豆は、栄養成分の約3分の1をからだに必要なたんぱく質が占めており、
「畑の肉」ともよばれるくらい栄養価が高い食材です。
今月号ではそんな「大豆」について深堀りしていきます。
最も身近な豆類である大豆。
そのまま食べるだけでなく、豆腐や味噌・醤油など、大豆を使った加工食品を毎日何かしら口にしているという人も多いはず。
栄養豊富なイメージがありますがどんな栄養が含まれていて、どんな健康効果が期待できるのでしょうか。
大豆が「畑の肉」といわれる由縁は、大豆が肉や卵に負けない良質なたんぱく質を含んでいるためです。
しかも、大豆には他の作物よりずっと多い量のたんぱく質が含まれています。
この大豆たんぱく質は、必須アミノ酸がバランスよく含まれた良質なもので、
血中コレステロールの低下作用、肥満の改善効果などの生理機能があると言われています。
たんぱく質は筋肉や肌、髪や爪などの体を作る材料となるほか、ホルモンや血液、酵素など体の機能を調整する物質を作る材料にもなり、
私たちが生きていくのに欠かせない栄養素です。
また、大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンのような働きをするため、骨粗しょう症予防や更年期障害の改善が期待できます。
大豆たんぱく質の消化吸収率は、納豆で91%、豆腐では95%であり、とても効率の良い食品といえ、
ちなみにアメリカでは大豆を「大地の黄金」と呼んでいるそうです。
近年、欧米では主義や信仰、社会問題を背景に大豆ミート(代替肉)がブームとなっています。
大豆ミートとは油を絞った大豆を加圧加熱・高温乾燥させて作られる代替肉の一種。
高たんぱく低脂質の食材として日本でもヘルシー志向の人たちを中心に活用されています。
大豆ミートには水やお湯でもどして使う乾燥タイプや、味付きのそぼろや唐揚げなどの調理済みタイプ、
ハムやソーセージタイプなどがあります。商品により栄養価も異なりますので是非見比べて選んでみてください。
先日家族とファミレスを訪れた際にも、大豆ミートを使ったメニューが載っていて、
普通のお肉と変わらない見た目でとても美味しそうだったので次回注文してみようと思います。
大豆の栄養を余すところなく取りたいときは「まるごと」食べるのがオススメです。
実は、まるごと食べている感のある水煮や納豆も、水煮は茹でている間、納豆は発酵の過程で栄養素が失われてしまっています。
大豆をまるごと摂取できる栄養効率のよいお菓子やドリンクもあるので、見かけた際はぜひ取り入れてみてください。
健康に良い大豆の魅力を知って、この機会に積極的に普段の食事にも大豆料理を取り入れてみましょう!
また、県では10月20日(金)からの一ヶ月間を『味覚月間』としており、
月間期間中に開催される県内の食に関するイベント会場を巡る
「つなごう福井の食 スタンプラリー」を開催しています。
対象イベントに参加し、専用の用紙にスタンプを集めて、
11月18日、19日に福井駅前で実施する『ふくい食と農の博覧会』の抽選会場にお持ちいただくと、
スタンプ1つにつき1回抽選ができます。ぜひ参加してみてください!
▼詳細はコチラ
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/021033/aki-mikakumonth/stamprally2023.html
また、11月30日(木)まで『米粉レシピコンテスト』を開催しており、
米粉を使ったアレンジレシピを募集しています。こちらもぜひチェックしてくださいね!
▼応募はコチラから↓