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2023.12.20

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食育応援マガジン 12月号(2023)

著者:尾野 友香

食育応援マガジン 12月号(2023) 食育応援マガジン 12月号(2023) 食育応援マガジン 12月号(2023)

食育応援マガジン12月号のテーマは「ゆっくりよく噛んで食べよう」です。

皆さんは毎日の食事の際、ゆっくりよく噛んで食べることを意識していますか?

食事に十分な時間を確保できず、忙しい朝などよく噛まずに急いで食べてしまう人も多いのではないでしょうか?

また、自分のお子さんがよく噛んで食べてくれないと悩んでいるママはいませんか?

一般的にゆっくりよく噛んで食べることは、早食いを防止して満腹感が得られやすくなり、肥満予防につながります。

また、よく噛むことで、ホルモン分泌が高まり、食欲が抑えられたり、ゆっくり味わうことで、うす味・適量でも満足感が得られます。

その他にもよく噛むことにどんなメリットがあるのかをお伝えしていきますね。


①小顔効果・・・よく噛むことで口の周りの筋肉が引き締められ小顔効果が期待できます。

口の周りの筋肉、表情筋をよく使うことでフェイスラインがキュッと引き締められます。


②脳の活性化・・・よく噛むことは記憶力向上と認知症の防止に効果的です。

脳神経が刺激され脳に流れる血液の量も増え脳が活性化。脳の若さを維持できます。


③虫歯予防・・・虫歯や歯周病を予防して口内を健康に保つ効果もあります。

よく嚙むことで出る唾液には、口内の食べかすや細菌を洗い流す働きがあるため、よく嚙むことが虫歯予防につながります。

また、虫歯を再石灰化させる効果も高くなります。


④胃腸の働きを良くしてくれる・・・よく噛むことによって食べたものが口の中で消化され、胃腸の負担を軽くしてくれます。

唾液にはアミラーゼという消化酵素が含まれており、食べたものを効率よく消化してくれます。


⑤がん予防・・・嚙むことで分泌される唾液にはいくつかの酵素が含まれています。

その中の「ペルオキシダーゼ」という酵素が、食品に含まれる発がん性物質を体の外に出してくれます。

よく噛むだけでがん予防につながるのですね!( ゚Д゚)

私自身、食事が早く終わってしまう方なのですが、それは「よく噛んでいない」ということを改めて認識しました。

今日の食事からは時間をあえて気にして、「よく噛む」ということを意識しつつも楽しんで食事をしたいと思います。


またお子さんによく噛むことを習慣づけたいと思ったら、よく噛まないと食べられない食材を日々の食事にといりれてみてください。

食材としては人参、ほうれん草、ごぼう、りんご、さつまいもなどがあります。

こうした食材を少し大きめに切ったり、少し歯ごたえがする硬さに調理したりすると、よりよく噛んで食べてくれるようになるでしょう。

 

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