2013.10.15
社員コラム
「ロービーム」と「ハイビーム」について
著者:尾野 友香
10月も半ばにさしかかり、先週とは打って変わって、秋らしい涼しい気候となりました。急な季節変わりですから、くれぐれも体調管理をしっかりと行って頂き、健やかに秋を楽しみましょう。
そんな中、心配なニュースがあります。季節外れの台風26号が日本に向かっています。15日AM現在、940hPaと非常に強い勢力を保ったまま、16日午前中に日本に最接近する見込みです。直撃ではない見込みですが、非常に強い風と雨が予想されています。十分にご注意ください。
「あしたの笑顔のために」 東京海上日動 防災・減災サイト(2番目に台風のメカニズムや備え・対応についてのコーナーがあります)
さて今回は、私が先月運転免許の更新手続きに行った時に聞いた、意外なお話をしようと思います。
ここで皆様に質問です。
日頃から夜間に車を運転する時、もちろんライトを点灯して走行されていると思いますが、「ロービーム」と「ハイビーム」、どちらを使用されていますか?
ほとんどの人が「ロービーム」だと認識されているのではないでしょうか。
私も当然「ロービーム」だと思っていましたし、運転歴約15年間疑ったこともありませんでした。
実はこれ、「ハイビーム」で運転するのが正しいそうです。
夜間走行の基本は「ハイビーム」で、「ロービーム」は対向車とのすれ違い用の前照灯だということです。なぜなら、「ハイビーム」では100メートル先を照らす事が可能で、歩行者や自転車、あるいは道路脇の障害物などを早く発見、危険を回避することが出来るからです。一方、「ロービーム」の場合は、40メートルから50メートル程度しか照らせませんから、時速50キロで走行中に歩行者・自転車・障害物を見つけた時にブレーキを踏んでも間に合わないということになります。
とはいうものの、常に対向車や前走車のいる状態の街中での「ハイビーム」は他車の運転の妨げになるのはもちろん、事故の原因になってしまいます。
そういう状況や場所においては「ロービーム」で走行するのがマナーですね。
福井県は幹線道路以外の箇所では街頭も少なく、暗い場所が多く存在します。特に農道は夜は真っ暗です。暗い=見通しが悪く、事故も起きやすくなります。そういった「暗い道」での安全運転のポイントは、対向車や前走車がない場合は、しっかりと「ハイビーム」に切り替え、かつ前車がいないからといってスピードを出さないことです。
「ロービーム」と「ハイビーム」。すでに知っていた方もこれを読んで初めて知った方も、状況に応じて賢くうまく使い分け、安全運転を心がけましょう。
福井事務所 木村 友香