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2014.04.14

社員コラム

桜の季節に想うこと

著者:宝泉 博章

桜の季節に想うこと

こんにちは。久しぶりのコラム寄稿になります。おかわりはありませんか?

季節はぐるっとめぐって、春になりました。このコラムを書いている4/10はちょうど桜の満開、見頃になっています。堤防の日当たりのよい桜の木はもうすでに散り始めています。今は七十二候で鴻雁北(こうがんかえる)。雁が北に帰っていく頃だそうです。そんな中、私は鮮やかな桜にあてられて、桜酔いの最中です。

今回はなにをかこうかなぁと悩んで今日に至っています。まだ結論がでてないので、すこし徒然なるままに書いてみようかなと・・・。しばしおつきあいください。

消費税が8%にアップいたしました。駆け込み需要も止まって、「増税1週間前は前年の倍売り上げていたのに、いまでは閑古鳥すらこない」なんてことを近くのお店のご主人が言っておられました。雑誌もこぞって節約術をとりあげています。保険のリストラについても載っていました。なかなかに的を射て楽しい内容でした。雑誌に書いてあるやり方がすべての人に当てはまるということにはなりませんが、一考する手助けになると私は思いました。機会をみて保険のリストラについても書いてみたいと思っています。

さて、消費税をはなれて世の中を見てみると、「政治家の金銭問題」、「論文に関する問題」が大きく騒がれています。具体的にどうのいうつもりはありません。起きてしまったことには「原因と結果」があるわけで、結果はしばらくついて回るものです。ルールは守るべきものでルールをやぶればペナルティがくることは、年を経た大人であれば誰しも理解していることです。政治とお金はきっても切れないでしょうし、生物化学は今一番ビジネスチャンスがある分野だといわれています。問題の渦中の方々は、目先の欲に目がくらみ惑わされすぎていて、自分というものが見えていないのかもしれませんね。

ちょうどそのようなときに、とある老師様より法話をいただく機会がありました。なかでも「瑞巌師彦(ずいがんしげん)和尚の主人公の話」が心にひっかかりました。普通、主人公といいますと、たとえば映画や演劇や小説や、いろいろな場面で、自分が他に対して、自分が中心人物になることが主人公ですが、仏道で言うところの主人公というのは、自己が自己になりきることが主人公であることだそうです。

老師様はわかりやすく例示くださり、「雇われている人が多いだろうが、雇われていると思いながら仕事はしないことです。一人一人自分が経営者だとおもって仕事をしてみなさい。きっと仕事にやりがいがみつかってくるはずです」とおっしゃっていました。なにごとにもながされず自己を確立できればいいのですが、わたしも問題の渦中の人と同じように毎日さわがしく生活しています・・・・。

「世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」

(世の中に一切、桜というものがなかったら、春をのどかな気持ちで過ごせるだろうに)

昔のひとは心躍るほど桜の開花・春の訪れを待っていたようです。私は気が急いているほうなので、桜がなくなってものどかな気持ちにはとてもなれそうにありません。でも、散ってしまうとがっくりくるので、満開の桜の下で昼寝にいそしみたいなぁと思っています。

春なので桜に始まって桜で閉めてみました。とりとめないことをつらつらとつらねてすいません。

読了までおつきあいありがとうございました。

武生事務所 宝泉 博章

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